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2020.12.08

四五の写真ガラス乾板

 写真ガラス乾板からプリントする機会が巡ってきた。
 縦12cm、横16cmの大きさで傷みはなく、スキャンをすれば今の機材で簡単にできる。
 こうして映し出されたのが下記の写真だ。
 意外にも色落ちもなくシャープな画像であり、気になるのはそれぞれの人物の明るさだ。
 おそらく現像者は撮影後の修正に汗をかいたのだろう。女性はやはり色白で美人でなくてはいけないだろうし。
 プリント時に手を加えずだとこんな写真になってしまう。
 しかも当時のプリントは今となっては色が抜け黄ばんでいるのが現状だ。
 白黒フィルムでさえ、何十年もの歳月を経れば、人物の輪郭すら映し出すのがむつかしい。
 だがガラスの乾板ならそれはない。割れない限りは永久であるようだ。
 ちなみにこの乾板は封筒に入れられ裏に「大阪・日本橋 松坂屋」と記されていた。
 撮影時期は松坂屋ができた1923年以降である事が推察される。
 45kanpan

 Kurataro
 (鈴木庫太郎一家)

 


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