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2021.02.21

二川宿の福よせ雛

  そろそろ、ひなまつりの季節をひかえ久しぶりに二川宿のお雛様を訪ねた。
 以前この時期に行ったところ、街道の店先や玄関にはどこも「さるぼぼ」が飾られ行事を盛り上げていた。
 今でも行っているだろうかと不安もあったが、期待どおりの変わらぬ雰囲であった。
 ただ前回と違っていたのは人出が少ないこと。コロナ禍のご時世では仕方がない。
 商家「駒屋」には雛段に飾られたものから部屋のいたるところにおひなさまが思い思いの場所でくつろいでいる。
 集まって与太話をしてるひながいれば、掃除をするものもいる。
 手水鉢に向かって魚釣りをする男ひながいれば、その中を一寸法師がお椀の舟を漕いでいる。
 ここのおひな様は人形供養などに出され捨てられる運命の人形たち。
 これを回収し「福よせ雛」として甦がえさせたという。
 商家の御母屋から離れ座敷、階段、廊下まで所狭しと並べられている。
 腰を落としてじっくりとみつめれば、いつの間にかその世界に入り込んだような錯覚に陥りそうだ。
 さては人間たちがいなくなった夜ともなると、おひなさまたちは動き出し会話が弾み盛り上がっているのではないだろうか。
 それとも人間社会の愚痴でも語り合い、世界平和を祈ってくれることを期待したのだが。

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