八方塞がり
電車で郊外へ撮影に出たところ、見たことのある光景に出くわした。
当ブログにもUPしたような気がしたので、過去を遡ってみた。
4年前のことだった。
写真は現在目の当たりにしているものと全く同じで、撮った角度も同じとは我ながら驚いた。
その写真は廃車になった黄色いフォルクスワーゲンが放置されたもの。
ただその時の写真タイトルが違っていた。車がフォルクスワーゲンなので「カブトムシ」と呼んで揶揄していた。
だが、今眼前にあるのは八方塞がりになってしまった車の存在である。
「カブトムシ」はあれからも朽ち果てるのを避けようと苦心したに違いないのだ。
結局、力果て何をしてもダメ、窮地に立たされたが解決せず移動もできなかった。もはや八方ふさがりの状態のまま現在に至っている。
人間だって同じことだが、形が残っているところは人間とは違っている。
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