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2021.05.30

こいのぼりは境内を泳ぐ(井伊谷宮にて)

 5月は「端午の節句」の月で、男の子の無病息災と立身出世を祈るという。
 菖蒲がつきもので、その香りは邪気を祓うというので我が家では男子はいないが菖蒲湯へは入る。
 浜松市の北方にある井伊谷宮には、今年は参道にこいのぼりが泳いでいる。
 よく、空に五月の風を受けて浮遊しているのは見かけるが、参道の脇に飾られているとは知らなかった。
 神社のページによれば「こいのぼりは「こい」が川を登り「竜」となるように、自分の子供も立派に成長してほしいという立身出世の意味がございます。登竜門という言葉もここからきています。」
 というが、まるで参道の脇を固めて参拝者を守っているというようでもある。
 この道はどこまで続くのかと思いきや、やはり境内へとたどり着いた。
 再び道を下り始めると先ほど見たハス池である。
 5月の主役である少年たち二人で何やら釣りでもしているようだ。
「何が釣れるの」と声を掛けてみた。
 少年は口をそろえて「アメリカザリガニ」だという。
「エサは何を使っているの」
「エサはチーズだよ。」
 自分が子供のころはミミズだったはずだが、今では名称に「アメリカ」とつくこともあって、えさも洋風に代わったのか。
 帰路、ハンドルを握りながら、ふと考えた。
 なるほどザリガニは雑食性だからチーズもありかとつくづく納得した。
 それにしては高価なエサであった。

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