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2022.04.30

今年も来ました!キジバト夫婦

 玄関わきにあった樹齢17年のトネリコの木は、去年とうとう葉をつけず枯れてしまった。
 この日、仕方なく枝だけを取り去った。
 幹のあたりに少しでも生命が残っていれば残しておこうと思っていたのだが、残念ながらそれは無理なことだった。
 切り取るには何の造作もなくのこぎりで容易に片づけることができた。
 無くなってみると寂しいもので、また植えようかと思ってもみたものの、トネリコの北にはヤマボウシが元気に育っているので考え直した。
 ヤマボウシには例年キジバトが巣を作りヒナを育てているが、今年は未だ姿を見ていなかった。
 作業を終えしばらく玄関で休んでいると、いつ飛んできていたのか、いつもの場所に巣を作りキジバトが座っている。卵を産んだのか?
 去年の巣は朽ち果てる寸前だったのでそのまま放置しておいたのに、若干補修されているようである。
 まずはヤマボウシの住人が木陰で子育ての真っ最中というところか。
 この木は切る予定がないのにキジバトはその不安を感じたのだろう。
 向かい側の電柱の上からもう一羽が囀っている。
 自らの存在をアピールでもしているようにも思えた。

22kijibato
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2022.04.08

春の雑草ホトケノザ

 桜が散り始め、暖かさが戻った畑には雑草が花盛りだ。
 その雑草たちにレンズを向ければファインダーには数えきれないほどの旺盛な姿が映る。
 赤紫の花はホトケノザ、上段の白い花は「ハコベ?」いや違う何だっけ。
 緑色の草はスギナ、ナズナなどなど名のわからぬ草ばかりだ。
 でもこの中でホトケノザだけは知っている。
 葉は丸くてギザギザ、それが向かい合わせに生えている。
 ちょうど仏様が座っている台座のようでもある。これが名前の由来なのか。
 花は唇が突き出たような形をして咲いている。よく見ると蕾がついているものもある。
 春の七草の中にホトケノザが含まれているが、目の前のこの草は名前が同じでも茎は固いし食べられそうもない。
 気になり調べてみたら、七草はキク科のコオニタビラコことで食用になるという。
 ということで全く違う草なのだ。今ツボミをつけた花はいずれ開花してタネになり、どこかで発芽することだろう。雑草の群生はホットケば、草ぼうぼうの畑をきずいてしまう。
 惜しいけれども、ここは対処を余儀なくされる。
 刈れば次世代が再びはびこり、同じことが繰り返される。
 ホトケの台座に腰を下ろして季節が変わっていくのを待つしかないだろうか。
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