水難地蔵のお正月
1年前、通りかかりの老人が切花の後始末の花ガラを手にしてこう言った。
「わしは月に1度は天竜川の土手にある地蔵の花を替えている。ここの地蔵は縁起が良く、願いを唱え拝んだ人はご利益がある。今までに宝くじで1千万円当たった人もいれば10万円はざらだ。」という。
後日、御利益の話はともかく、その地蔵とやらを見に孫たちと行ってみた。
天竜川の堤防の下がったところに祠があり、なるほど地蔵が数体安置されていた。花が挿されて管理されているようだ。
地域の歴史を調べてみると天竜川沿いに2か所あり過去の水害の犠牲者を祀っているとあった。
新年の参拝は地元で済ますのが信条の自分は、今年は少し足を延ばし、ご利益地蔵まで足を運んでみた。
なるほど注連縄まであり、前掛けもきれいになっていた。
やっぱり宝くじに当たった運のいい方がいるのだろうと得心した正月三が日である。
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