初めてのお参り
例年この日ばかりは「一年で最も寒い」と語り継がれてきた1月10日のだるま市。
今年もコロナ対策万全にして善男善女が福を求めて笠井の観音様に集まってきた。
名物の金だるまも参拝者の手に渡り、本堂から流れる読経の声と太鼓に包まれて露店を楽しむ人であふれている。
1日限りのお祭りなので、その日が休日か否かで人出が変わる。
令和5年はあいにく火曜日の平日とあって、昼間の参拝者は大人が主、その代わり学校の授業が終われば子供たちの世界へと様変わる。
結局、終日人の出は絶えず、賑やかな縁日ともなったようである。
本堂に参詣者が減り始めたころ、おぼつかない足取りで母親の手に引かれながら階段を上がってきた幼児。
何が何でも一人で歩もうとするしぐさに周囲からは暖かい目線が注がれる。
幼い「だるまさん」が転ばなかった参詣風景の良きひとこまであった。
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