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2023.04.23

ハマコの思い出

 久しぶりにのんぽいパークへ行き園舎を周るが、今となっては広大な敷地に建てられた象の園舎を見たとき、ふと浜松のハマコを思い出した。
 浜松動物園の象のハマコが51歳で亡くなったのは昨年の9月のこと。
 最後の対面は亡くなる2年前のことだった。
 子どもたちには人気者でいつまでもあの巨体のつぶらな目に引き寄せられていた。
 ハマコ自身も気を使ってか、長い鼻をぶらぶらさせながら子どもたちの面前に平等に近寄ってきていた。
 当時1頭しかいなかったので淋しそうだと感じている観客へのハマコの最大限の思いやりだったのかもしれない。
 いつの日か浜松の子どもたちにも象のニューフェースが現れることを信じたい。

Hamako
 

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2023.04.19

考えるウータン

 久しぶりの動物園は何か園全体の光景が変わったような気がする。
 同行の子供たちがしばらく見ないうちに大きくなったことも影響しているのか雰囲気はピクニック映えである。
 今回は自動車で移動するのではなく電車で徒歩という趣向のためでもあるかもしれない。
 のんポイパークまでの道のりは左右の景色とともに我ら一行は遊んでいる。
 道路横断のエレベーターはかくれんぼになり、道端の草花、看板は道中の話し相手と化している。
 徒歩の道のりもなんら苦にならないらしい。
 園内は久々の休日とあってかなり賑わっている。
 飼われている動物は以前と変わってはいないが人間相手では表情も変わってくる。
 オラウータンは場所が変わっていた。
 ひとしきり檻の中を見回していたら目前に座り込む。
 何やら意味深な座りかたに、眠り始めたと思ってうぃたらどうもそうではなく瞑想をし始めたようである。
 よくあるパターンだが、考える人ならぬウータンであった。ウータンはこの子の名前であった。

Utan

 

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2023.04.18

桜並木が走る 

 今年の桜の開花は例年よりも早く、咲き誇る日数も長かった。
 振り返ってみればそれもあっという間の出来事、地域ではすでに藤の花が真っ盛り。
 藤といえばこの地域ではフラワーパーク。
 最近では見栄えがするし、この辺での噂はお気に入りゾーンではないだろうか。
 といっても今年は行こうとすれば雨になるし、黄砂が舞うからといって行き渋る。
 まあ仕方ないからとこれまで撮った写真を開いては懐かしむ?
 今年の桜は地域外では豊橋方面へと足を伸ばしていたが、たまには電車で徒歩を楽しもうとの算段で「のんぽいパーク」へと孫と手をつないでのハイキングである。
 二川駅に降り立ち目的地へ・・・
 改札を出たところで歓声が上がっていた。
 構内から外を眺めると桜並木が新幹線の線路沿いに続いている。
 歓声はそこを通過する新幹線の早いこと、当然のことだが下っていたと思ったら上りが目の前ですれ違う。
 それもあっという間の出来事、孫たちからも驚きの声を発する。
 私はまるで桜並木が走っていくような錯覚をしていた。

 Sakurstosinkansen_20230418164601

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