カテゴリー「写真集」の記事

2018.01.21

師崎左義長まつり近し

 一昨年だろうか、天候を随分悩んで観に行ったことがあった。
 伊良湖からのフェリーが欠航することを心配して電車で行くことにすると、当日は風はあっても快晴、欠航はしていなかった。
 大分遠回りしてしまったので、帰路は早めに撮影時間を切り上げたことがあった。
 その時の写真がブログのサイドバーにある「左義長」である。
 来週行かれる方は撮影の参考にしていただければ幸いである。
 今年こそは行きたいもんだと思っている。
 もちろんフェリーで行く。
 たそがれ時の航海上の景色が楽しみでもある。

(前回撮った写真の一部)
 Sag000

Sag0081


日時 2018年1月28日(日)
    的場点火 13時
    荒井点火 14時30分
場所 南知多町師崎海岸一帯



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2018.01.17

笠井あの頃

 先日の笠井観音だるま市は平日にも拘わらず多くの善男善女で賑わった。
 当日達磨会館内では、企画展が開かれておりその中に「笠井のあのころ」「戦後30年」という写真展が開かれていた。
 この日展示物の前撮りを許可されていたので、将来に残したい写真を、改めて構成し直しマイフォトに掲載した。
 見学に来た方が写真のなかに写っていることもあり、感慨深げに眺めている光景も見受けられた。Darumaitikasai01


Darumaitikasai02

Darumaitikasai03



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2017.09.03

仁義なき戦い

 これで二晩目の戦いである。
 ネコの悲鳴がどこから聞こえるのかと気になっていたが、まさか我が家の軒下であったとは。
 最初の日は近所に乳のみ児でもいるのかと不審に思いながら寝入っていた。
 ところが、遠く聞こえていたネコの声が2匹になり争う声に変わった。
 午前2時のことである。
 2日目は最初から2匹の艶めかしい声が聞こえ、やがてドタバタ、クンズホグレズの悲鳴である。
 しばらく我慢して様子をうかがっていたものの、時計の針は午前3時を回っていた。
 思い切って雨戸をあけた途端、パタッと鳴きやんだ。
 外は暗闇、雷鳴と稲妻が時折光る。
 鳴りを潜めているネコの異常な興奮が伝わってくる。
 今晩の動静が気にかかる。
 近所迷惑でもあり、ネコを追い出す算段を思いつく。
 夜間、庭に入れば瞬時に照らすライトの設置を仕掛けてみた。
 これで撃退できるのか、またしても仁義なき戦いは続くのか。 

Pic_i008


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2017.08.03

浜名湖漁・まつり・スケッチ

 BSで放映される写真家岩合光昭氏の「世界ネコ歩き」を見るのは、毎朝の至福のひと時である。
 今日の番組では子猫のやんちゃぶりが画面を飛び出んばかりであった。
 それを見て過去にもこんな場面に出会った覚えがあり、自分の本棚の中にあったことを思い出した。
 地元のアマチュアカメラマン発行の「竹村眞一写真集 浜名湖 漁・まつりスケッチ」である。
 この表紙を飾るのが、船上のネコだ。
 一方で漁から戻った船の大漁を歓び、荷下ろしを済ませホッとした市場の風景がある。
 大漁にあやかり、おこぼれでも貰おうかと、手ぐすねを引いているのか、隙を狙っているネコの姿もある。
 故竹村眞一氏はアサヒカメラのフォトコン応募で活躍され、所属する写真クラブの超ベテラン会員であった。Takemura0129


Takemura0229



(2000年1月発行「竹村眞一写真集」…月並み寫眞堂本棚から引用)


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2016.11.20

秋葉街道 塩の道 竹林喜由写真集 

 木枯らしが吹き始めるとどういうわけか「塩の道」を思い出す。その想いを写真にしてくれたのがこの作品集である。
 著者はカメラ雑誌の月例フォトコンテストの常連でアマ写真家として知られている。
 住いは藤枝市だが、もともとは名古屋出身である。
 この作品集は静岡県に住いしたからこそ刊行できたと云ってもよい。
 タイトルのルートからすれば浜松の町村は春野町、龍山村(現天竜区)佐久間町、水窪町までである。
 著者は冒頭「塩の道ルートは物流の道であり、文化交流の道でもあった。秋葉街道は秘境ともいえる山峡の道であるが、開発の影響は由緒ある歴史の道を変貌させ、風化と共に「道」がその姿を消そうとしている。ここに消滅しつつある「道」を甦らせ、伝説や芸能そして歴史を掘り起こしながら、「道」を記録することは、先人たちの文化を守り、後世に伝える一助になると確信する。」と信念を持って読者に伝えている。
 塩の道という大きなテーマに著者が精魂込めて取り組んだ作品である。
 2000年第10回林忠彦賞受賞作品集でもある。
著者 竹林喜由 発行所 ㈱日本写真企画 発行平成12年Shionomichi


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2016.10.07

木喰撮影の思い「木喰原田康次写真集」から

  木喰上人の魅力を過去3回にわたり記してきた。
 その動機は言うまでもなく木喰を撮ることにあった。導いてくれたのは浜松の写真家故原田康次氏の「木喰原田康次写真集」である。ショウ―ズカばばあを撮ることから始まった。
 原田氏のことは前述に譲り、ここでは木喰上人の魅力の原点を追記してみたい。
 まず木喰が木喰である戒律とはである。
 木喰戒とは火を通したものや五穀を断つことをいい、木喰上人はこの修験道を成し遂げてきたのである。
 それゆえ長命であったとの理由にしたいところだが、上人が遺してきたものからは、それにとらわれない自由な生き方が見てとれる。
遺物の一つ和歌である。
 
 めでたいの さかなで飲めば 良けれども 飲まれて後は つまらざりけり
 殺生して まだ食い足らぬ 握り飯 食いつくしても 悟れざりけり

 まさに木喰の自由な心境を歌っていて和歌を見る限り戒律を必要としていないようだ。
 日本回国において仏を彫り、自由に食べ、人と交わることこそ長命の秘訣であったのではないだろうか。
 さて、いつの間にか原田氏の写真集から、木喰上人の生き様まで足を突っ込んでしまったようだ。
 写真を撮るという原田氏の行為は同様の思いがあったことを知る。
 一方、同時代に写真家土門拳は「古寺巡礼」で多くの仏、菩薩を撮っている。
 彼の撮った写真には菩薩の微笑み、菩薩の優しさが写しこまれていた。土門は見えないものを写真で表現し、ここに写真家土門拳の真髄があった。原田氏もこれに倣って木喰撮影にのめって行ったのだろうか。
  だが、それは根本的に違っていた。
 木喰仏は最初から笑みを浮かべて彫られていたのである。
 そのまま撮れば十分であった。しかし原田氏は仏に魅せられたように撮り続ける。
 シャッターを切りながら土門拳に近づきたい一心ではなかったか。
  ほんのつかの間、原田氏の撮った木喰仏に接してみて、私もそうありたいと思った。Mokujikiharada



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2016.09.25

二俣線―地元写真家の刊行物

 雨が続くとどうしても戸外での活動は敬遠しがちである。こんな時は図書館で本を探すのも楽しい。さまざまな発見がある。
 郷土資料と表示された戸棚を見ていたらその中に写真集も含まれていた。
 写真愛好家による自費出版かと手にとってみると、自分にも記憶に残る光景が写り込んでいる懐かしい鉄道の写真集であった。
 郷土資料に残る「二俣線の詩 村木勝義写真集」は、昭和46年SLが廃止されるまで撮り続けた地元写真家の写真集である。
 平成13年に静岡新聞社の協力を得て最初の「二俣線の詩」が発行され、第2作目が平成15年、第3作目は平成23年に「二俣線の詩Ⅲ」が刊行された。
 著者は同書の中で「その時一緒に移しこんであるまわりの風景もまた大変貴重なものとなってしまった。」という。
 確かに今ではマンション、工場などが立ち並び沿線の風景も変わってしまった。この変貌ぶりは過ぎ去った歳月の重みを感じさせている。
 同書はモノクロの鉄道写真だが、地域の鉄道の歴史を後世に残すうえでは貴重な写真集である。

  Futamatsen02m

Futamatsen01m

 

※国鉄二俣線は現在第3セクターの天竜浜名湖鉄道(天浜線)に引き継がれている。


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2016.09.22

大竹昭子の「この写真がすごい」

 とにかく本のタイトルがすごい!
 氏の作品が掲載されているのかと思ったら、氏の写真評である。雑誌、作品集などから気に入った写真をピックアップし一冊の本にまとめたものだ。
 タイトルどおり、選ばれた作品には写真力があり読み手を圧倒する。それをさらに誇張するのは氏のコメントである。
 決して長いものではなく、作品を見たとき瞬間浮かんだ言葉が並べられている。きっと写真の神様が降りてきて告げたのだろう。
 同タイトルで2冊の本がすでに出版されている。個人的には「この写真がすごい2」の方がすごかった。何がすごかったかは、手にとってみればわかるはずである。
  実をいうとこの本を読むまで氏を知らなかった。
 写真家なのか、評論家なのか、それとも高名なプロ写真家の故大竹省二氏の親族なのか、との認識程度。
 名を知ってからというものネットで検索をしてみた。ブログに辿りつく。
 多くの著書が出ていることも分かった。
 早速今回下記の本を読んでみた。
 はじめて多彩な能力を持つエッセイストであり小説家であることを知った。
   地元の写真家故大竹省二氏とは何ら関係はなかったのである。

Otake02

Otake01


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