カテゴリー「趣味」の記事

2021.08.07

スズムシは我家の夏の風物詩

 振り返ればスズムシとの付き合いは5年前に遡る。
 我が家の風呂場の窓越しに聞こえてきたことが興味を持った始まりであった。
 隣家で飼っていたのか夏の夜の風物詩を奏でていた。
 ところが翌年には聞こえなくなり、あるものが無くなると淋しいものであるから、どこかで手に入れようと考えた。
 それに気づいたのは2年後の夏である。
 たまたま北区細江町でひょうたんの展示会があるというので、その会場へ訪れたとき目にしたのがスズムシの入った虫かごであった。
 これをきっかけに毎年夏になると出かけて行って買ってくるのである。
 買わなくても孵化させて育てればと思ったが、これは素人の浅ましさ。未だにそんなことは実現できていないから買いに走るのである。
 これこそ年に一度の我家の風物詩になったわけだ。
 そんなこんなで虫かごは家の廊下の暗がりに安置され、いまか今かと毎日鳴き出すのを心待ちにしている。
R3suzumusi
詳細はカテゴリー「スズムシ」でお楽しみください。

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2020.12.08

四五の写真ガラス乾板

 写真ガラス乾板からプリントする機会が巡ってきた。
 縦12cm、横16cmの大きさで傷みはなく、スキャンをすれば今の機材で簡単にできる。
 こうして映し出されたのが下記の写真だ。
 意外にも色落ちもなくシャープな画像であり、気になるのはそれぞれの人物の明るさだ。
 おそらく現像者は撮影後の修正に汗をかいたのだろう。女性はやはり色白で美人でなくてはいけないだろうし。
 プリント時に手を加えずだとこんな写真になってしまう。
 しかも当時のプリントは今となっては色が抜け黄ばんでいるのが現状だ。
 白黒フィルムでさえ、何十年もの歳月を経れば、人物の輪郭すら映し出すのがむつかしい。
 だがガラスの乾板ならそれはない。割れない限りは永久であるようだ。
 ちなみにこの乾板は封筒に入れられ裏に「大阪・日本橋 松坂屋」と記されていた。
 撮影時期は松坂屋ができた1923年以降である事が推察される。
 45kanpan

 Kurataro
 (鈴木庫太郎一家)

 


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2019.05.09

藤花鑑賞中

 連休のおしまいは藤の花の観賞でとの思いから、孫まで動員して浜松フラワーパークへ向かった。
 なんと、会場近くまで来て渋滞中、しかも駐車場はいっぱいとなると何かが起こっているとしか思い浮かばず。
 結局人が多いというだけで、交差点で動物園へ向かう車両と直進車で混雑しているだけ。
 それにしては、なんと車が多いことか。それほど人気がある観光地でもないはずなのに・・・
 さて、園内の状況はというとお目当ての藤はさすがに人気度が高く、園長さんの努力のたまものか、他のコーナーは閑古鳥。
 鉢植えらしき白き藤は、だれしも心を奪われている。
 いい場所にベンチがあり、ここぞと思ったがいつまでもあく気配がない。
 老人たちの観賞場所は会話ができる憩いのベストポジションとなっていた。
Fujimankai

 

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2018.10.13

数分の出来事

 この日、某会社を訪問したとき、同行したW氏と共に「あれ?」と驚きの声を上げてしまった。
 会社のロービに通され、目に入ったのがバイク。
 W氏はバイクに興味があるらしく、前後左右眺めている。
 すると突然「これ車輪が3っつある」という。
 そんなことはないだろうと近づいてみると、たしかに前の車輪が1つ多い。
 まさに三輪車である。
 三輪車といえば幼児の時に乗って遊んだ、ズバリ、車輪が3つある転ばぬ足踏み三輪車の事だが、それは前の車輪が1つで後ろが2輪になっている。
 当時、軽三輪とかオート三輪という自動車まがいの貨物車があったが、これも前輪が1つであった。
 ところが眼前のバイクは前に2つ車輪がついているのだ。
 老人二人が驚くのも無理はない。
 過去現在この発想は思い浮かばないしろものなのだ。
 すぐにスマホで検索すると、9月に新発売された、れっきとした商品だとわかる。
 「アーまたしても時代に取り残されていたのか」
 と実感した数分の出来事であった。

Baiku02


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2018.09.07

むしのおんがくかい

 まずは自由研究の成果から。
 スズムシのメスには産卵管があり、オスには無いこと。
 オスは脱皮を繰り返し最後の脱皮(羽化)の時に初めて翅が現れる。
 羽化後は4枚の翅を持つが、のちに鳴きやすいように後翅を自分で落としてしまい、前翅をこすり合わせて鳴き声を響かせる。
 メスは鳴かない。
 鳴き始めは先月の15日、この夜は6時45分ごろになると鳴き始め、早朝の8時30分には止んでしまった。
 それが1週間ほど続いたら昼間でも鳴いていることがあった。
 最近では日中でも、よく鳴き夜の鳴き声は一段と高く澄みきっている。
 飼育箱の置き場所が鈴虫にとって最適であったのかもしれない。
 飼い始めたころ幼虫であった鈴虫は、やがて脱皮して成虫となったが、いつから鳴きだすのか期待と不安だらけであった。
 そのうち10匹いたはずの虫が1匹減り又1匹と飼育箱の中で消えていった。
 現在8匹が元気に餌を食んでいるので、今晩も「りーんりーん」という合唱が家じゅうに流れることだろう。
 入浴の時には窓を開けることにした。
 秋の虫たちの声がよく聞こえるからだ。
 同時に鈴虫の飼育場所の窓を開けておくと戸外までその声が響くので、風呂場の窓を開けておけば他の虫たちとの混成合唱となる。
 声の主は専らコオロギだが、今年はこの中に鈴虫の声が重なって、いたって心地よい。
 癒されているといっても過言ではない。
 虫かごを買ったことがきっかけで自由研究がはじまり、今や「むしのおんがくかい」を楽しんでいる。
 毎日、畑の野菜をせっせと与えるご主人様の功労もあるが、これが趣味となったのだから讃えること不要である。
 鈴虫と虫たちのオーケストラの演奏はいつまで続くのやら、顛末はあとのお楽しみというところかな。
・・・・自由研究はつづく。

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2018.08.14

続自由研究

 鈴虫を飼い始めてから、その世話も貴重な時間となった。
 毎日が早く明けてしまう。
 自由研究とはいえ、要するに鈴虫の飼い主になったという事でたいした問題ではない。
 がしかし、毎日虫かごの中を覗いていると異次元の世界を垣間見ているようで心臓のパクリさえ感じてしまう事があるのだ。
 今朝は、黒いはずの鈴虫が1匹銀色に輝いていているのに衝撃を受けてしまった。
 それは脱皮した後なのか、それともこれから羽が生え変わるのか。
 餌のナスにしがみついているのは別の死骸か、それとも抜け殻なのか、定かではない。
 餌の取り換えをして数時間後、銀色の羽の鈴虫は黒い虫に戻っていた。
 ますます好奇心が旺盛になる。
 やっぱり子供のやる自由研究は、じいじがやっても楽しいのだ。
(銀色の鈴虫メス、下はオス)
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(脱皮後の抜け殻)
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2018.07.13

富貴蘭咲く

 我が家で初めてフウランが咲いた。
 山野に自生するラン科の小さな植物で、小さな鉢の中で可憐な花を咲かせている。
 本来、この花は樹上や岩壁に根を張って、風にさらされながら空気中よ り養分を吸収して生きているのだが、いつのころから栽培品種となった。
 蘭の原種とさえ考えられているだけに、小さいながらも蘭科特有の性質を完璧にそなえているという。
 自宅にあるのはフラワーセンターで買ってきたものだが、小さくとも堂々と存在感を見せている。
  花の名称は 「富貴蘭」と書いて「ふうらん」と読むものもあり、「ふきらん」でも別段気にしない。
 もともと「風蘭」といっていたらしいが、江戸時代に風蘭ブームが起こり、新たな品種が誕生した。
 金持ちが大金で珍品を求めたところから「富貴蘭」と呼ばれるようになったという。
 この花には蘭特有の優雅な花の香りがあるという。
 飾り鉢に入れて玄関に置くことにしたので、今晩あたり匂いを確かめてみよう。
 
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2018.06.23

支部展会場のご案内

  30回目の支部写真展が今週開催されて、残りの期間は今日を含めて二日のみだ。
 今回は梅雨時期の開催とあって、強雨に直面した日でも足を運んでくれた方がいて、頭が下がる思いである。
 会場となっているマインシュロスは、浜松駅からほど近いところにあり、ギャラリーがビールレストランの一角にある。
 ギャラリーは各種趣味愛好家の方に解放され、日常的に地域の文化芸術に貢献してくれている。
 来場して昼食が必要な場合は、館内のレストランで済ませることができ、しかも日替わりランチがあって手ごろな値段で提供してくれているので、知り合いが来た時には、大いに助かる。
 開催日は明日まで、昨年よりも多くの方にゆったりとした時間をお過ごしいただけることを切に願っている。

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2018.02.11

ミニコミ紙に登場?・・・中日写協浜松支部の場合

 既に中日写真協会浜松支部は総会を終え、新たな活動を始めたばかりだが、先日、地域のミニコミ紙に当支部が紹介され、会員一同気分をよくしているところである。
 寫眞堂店主もこの写真の中に加えられている。
 趣味とはいえ、こうして紹介されると少しは社会のために役立っているのかとその気になってしまう。
 考えてみると思い当たる節がないわけでもない。
 写真展はともかく、新聞社が企画発行する下記の小冊子の表紙を飾っているのが支部会員の作品である。
 これによって、新聞の読者数の増加と日頃知られない情報を提供することにも役立っているなら、れっきとした社会貢献になるのではと思うのである。
 店主も過去に数少ないが掲載させていただいたことがあった。(下記冊子の表紙)
 写真趣味もまんざら一人で楽しむものとばかりは言えないようである。

Syakyo



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2017.10.25

校庭の記憶

 台風21号のさなかに行われた衆議院議員総選挙は、与党の圧勝で終わった。
 当日は大雨になる前に一票を投じてきた。
 投票所はいうまでもなく地域内の小学校である。
 それだけに選挙のたび学生時代を思い出すと言っても過言ではない。
 Kasaisyo01
 あいにくの天気になったが、校門は今も当時とは変わっていないようだ。
 水溜まりをよけて校内へ入れば、左側にグラウンドが広がっている。
 Kasaisyo02
 だが、正面の景色は全く違っていた。
 目のまえには体育館が投票所として迎えていた。
 かつては中庭があり木造校舎があったはずである。
 
             (昭和30年代の校庭写真 学校の歴史より引用Kasaisyo_s38
 雨で濡れたグラウンドには朝礼台が南に向けて置かれている。
 校長先生の声に皆が顔をあげ、一心に聞いている情景が蘇ってくる。
 同時に昼の給食を思い出していた。
 このころ給食室が完成し給食が開始されたのだが、真鍮の器に盛ったカレーライスがなんと旨かったことか。
 今となっては小学校時代の大切な記憶のひとつでもある。

Kasaisyo023

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